合格難度の高い近年の一級建築士試験に合格する方法

平成21年度以降の一級建築士試験

  • 建築関連情報
  • 建築関連書籍
  • 建築関連ソフト
  • Web試験問題
  • 現場の必需品
  • リンク集
  • 一級建築士試験について


    平成21年度以降は建築士試験自体大きく改正されました。以前は計画25・法規25・構造25・施工25の全100問だったものが、計画20・環境設備20・法規30・構造30・施工25の全125問となりました。
    姉歯事件の影響の為か構造と法規の問題数が増えたのです。合格の為には概ね70%の正答率が必要で合格率が15%〜18%程度になるように合格ラインは年度毎に上下します。なので、問題が易しかったら、合格ラインも上がるので、70%正答率があっても合格できないこともあります。

    近年一級建築士試験は非常に難易度が高くなっており、特に新出問題の多さが合格の難しさの原因となっております。
    過去問をいくら勉強しても見たこともない問題が登場すると、対応できない人が多いのです。
    この新出問題に対応するには、個々の単語の正しい意味、設問内容を正しく理解することが必要になります。

    過去問の問題と答えだけ覚えるやり方では合格など出来ません。

    過去問であっても、問題の設問1つ1つに対して、どうしてこの設問は正解なのか、どうしてこの設問は不正解なのか、正しく理解し、設問内容が何を言わんとするのか正しくイメージ出来なくてはなりません。


    計画の場合、みなさん諦め気味の問題かもしれませんが、歴史、建物の特徴についての問題であっても過去問をしっかり行っておけば2つぐらいには絞れます。この手の問題を完全に捨てるのは間違いです。

    法規の場合、絶対的にすべての設問を法令集で調べる時間はありません。2、3つに絞って調べ時間内に必ず終われるよう法規を引く練習をかなり時間をかけて行うべきです。法令集に線を引くのはいくらひいても構いませんので、過去問すべて見た場所は線を引いて見やすくし、一瞬で法令集をひけ、ひいた瞬間に内容を理解できる様に努力しなければなりません。

    構造の場合、不得意な方が多い構造力学は公式と解き方さえ理解すれば、答えは1つにしかならないはずです。

    施工の場合、私は建設会社に勤めているから施工は得意だなんて思いは完全に間違いです。単語の意味を正確に理解して行く必要があります。

    これらの勉強は、後の製図試験の計画の要点の記述にも影響します。

    近年、姉歯事件以降ますます難しくなったと言われている建築士試験は、資格学校に行っているだけで合格できる時代はもう終わったと言えます。それ以上の勉強が必要です。
    真の建築士としての理解がないと合格できなくなっているのです。しっかりと理解し、合格をめざしましょう。